前回、リスティング広告入稿後にこれだけは確認したい5つのポイントを書きましましたが、今回はリスティング広告の入稿後に確認したいポイントをまとめました。
1.リンク先に遷移するか
管理画面から実際にリンク先に遷移するか、エラー画面に遷移しないか必ず確認しましょう。
入稿操作などのなんらかの手違いでリンク先に遷移しない、なんて可能性も絶対ないとは言い切れません。
入稿前に念入りに確認したとしても、リンク先に遷移するか再度確認しましょう。
2.クリエイティブは審査に通ったか
広告やバナーは各媒体の審査に通った後に掲載されます。各媒体の入稿規定により、審査に通らないクリエイティブが出てくる可能性があります。
審査落ちしたクリエイティブが出たら速やかに対応できるよう、こまめに審査状況を確認することをおすすめします。
Google adwordsで不承認の広告があるか確認する場合は、管理画面の広告タブに切り替えてからフィルタ>承認状況>不承認のみ選択します。
Yahooリスティング・YDNで審査状況を確認する場合は、管理画面左下の「審査状況」から確認します。
こちらのページでは審査中もしくは不承認の広告を確認できます。(承認された広告・画像は審査状況ページには表示されません)
3.クリエイティブは表示されているか
入札したキーワードで検索し、実際に媒体で検索してクリエイティブが掲載されているかを確認しましょう。
広告の掲載先には同じキーワードを入札している、いわゆる”競合”のクリエイティブもあり、そこに何番目・何ページ目に掲載されたかを把握することは、広告の運用にも生かせるはずです。
もし広告が掲載されていない場合はその原因を確認しなくてはなりませんが、その確認方法はまた後日お話しできればと思います。
4.キャンペーンの予算・入札単価は適正か
広告を配信しているキャンペーンの予算は適正であるか、また入札単価は適正であるかを確認しましょう。
キャンペーンの予算は1日の上限予算のことなので設定金額が低すぎる場合、よく検索されるキーワードでも配信回数が制限されてしまいます。
AdWords ヘルプ~単価設定の基礎~
AdWords では、検索結果やブログ、ニュースサイトなどのページで広告スペースが空くたびに毎回オークションが行われます。そしてオークションごとに、その時点でそのスペースに表示される AdWords 広告が決まります。このオークションに参加できるかどうかは入札単価で決まります。
上記のAdWords ヘルプにありますが、広告の配信はオークションで決まります。クリック単価を低くしすぎればオークションに参加ができず広告を表示させることができません。また、クリック単価が高すぎて想定以上のコストを使ってしまうことも。
広告を運用する中でキャンペーンの予算・入札単価の調整はよく行うと思いますが、入稿後にはより一層注意を払うことをおすすめします。
5.検索クエリはチェックしたか
検索クエリとは、検索ユーザーが実際に検索したキーワードです。
検索クエリレポートを確認する狙いとしては、以下があります。
①コンバージョンしている未入札のキーワードを入札し、コンバージョンの機会損失を減らす
②広告に関係ないキーワードを除外し、無駄なコストを削減する
Googleの検索クエリレポートの出し方は、管理画面のキーワードタブを選択し確認したい期間に設定。「検索語句」から検索クエリを確認・ダウンロードできます。
Yahooの検索クエリレポートの出し方は、管理画面でキーワードに入り確認したい期間に設定。「検索クエリーを表示」を選択すると検索クエリを確認・ダウンロードすることができます。もしくは、パフォーマンスレポートから検索クエリレポートを出すこともできます。
まとめ
入稿したあとに必ず確認することをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
広告入稿後の一連の流れとしてチェックリスト化し、今後の運用につなげていただけたら幸いです。